統合失調症の栄養療法

うつ病、パニック障害、不安障害といった病気と同様に、総合失調症と診断された患者さんは、多量の薬を使用して治療されることが多くあります。

確かに、例えば統合失調症の代表的な症状である幻聴などに薬物療法は効果的であるからです。

けれど実は、身体の栄養不足が、統合失調症といった病状を悪化させている場合があるのです。

そこで最近は薬物療法に頼らず、統合失調症を栄養療法で治療する方針の病院、クリニックも増加の傾向にあります。

もちろん、完全に薬物の使用を行わないのではなく、栄養療法やコーチング・カウンセリングを併用して精神科・診療内科治療を行い、薬の量を減らしていく、という段階を踏みます。

栄養療法は統合失調症だけではなく、うつ病、パニック障害にも効果的で、血糖調節の異常から発症する低血糖症では、感情の安定が保てずに不安に苛まされるうつ病症状や、幻聴・幻覚の症状が顕著に出る統合失調症、冷や汗、動悸、めまいなどのパニック症状を呈することがしばしば認められるからです。

統合失調症の栄養療法ですが、この治療法が開始されたのは1950年代のことで、カナダのアブラム・ホッファー博士らによって始められました。

統合失調症の栄養療法は分子整合栄養医学という学問に基づいていますが、この分子整合という専門用語が最初に使われたのは、アメリカの化学雑誌「サイエンス」上で、ノーベル賞科学者のライナス・ポーリング博士が投稿した論文の中です。

薬物治療に抵抗のある統合失調症の方には、栄養療法を是非お勧めします。

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